インターネット内を飛び交うデータの実体は何でしょう。
「ホームページ」という単語を16進数で表すと「837a815b83808379815b8357」となります。この16進数を2進数に変換すると「100000110111101010000001010110111000001110000000100000110111100110000001010110111000001101010111」となります。
すべての情報を2進数で表すことは可能です。
「0」と「1」のみの2進数であれば、回路を流れる電圧が高いか(On=1)低いか(Off=0)という2つの状態を作りだすことで伝えることができます。
機械と違い、人にとって2進数では理解困難ですが、2進数に変換しやすい16進数を扱うことはあります。たとえばホームページを制作する場合、青色にしたい箇所があれば、青色を16進数で表した「0000ff」を用いて色を指定します。
さて、データ通信におけるデータのやり取りを7階層の役割に分け、それぞれの層の機能を規定したものをOSI参照モデルといいます。
コンピューターが利用者に情報を表示したり、また利用者がコンピューターに情報を入力したりというやり取りは、第7層のアプリケーション層で行われています。
入力されたデータはプレゼンテーション層でデジタル信号化され、通信のための諸手続きを経て、最終的に物理層で電圧の高低の形になります。
ホームページの制作はアプリケーション層での作業です。他の層の工程はソフトウェアやハードウェアが自動的に処理してくれます。