
Googleアナリティクスの地域情報は「IPアドレスの推定」
Googleアナリティクス(GA4)の「地域(City/Region)」は、実際の居場所を直接示すものではなく、アクセス時のIPアドレスを基にした推定値です。
Ashburnとは?
アメリカ・バージニア州ラウドン郡に位置する世界有数のデータセンター集積地です。
- Google Cloud:東海岸リージョン(us-east4)が Ashburn に所在
- Amazon Web Services (AWS):世界最大級のリージョン「us-east-1(N. Virginia)」の拠点
- Cloudflare:公式ネットワーク拠点に Ashburn を明記
- Equinix:複数の大規模データセンター(例:DC12)を運営
世界中のインターネット通信が日々ここを経由しており、「Ashburn」はクラウドやネットワークの“要衝”といえます。
なぜホームページのアクセスが「Ashburn」と出るのか?
1. クラウドやCDN(コンテンツ配信ネットワーク)の処理拠点が米国にある
ホームページの配信やデータ処理が、Google Cloud や AWS の Ashburn データセンターで完了すると、その所在地がアクセス元とみなされることがあります。
2. サーバーサイド計測の設定による影響
GA4をサーバー側で計測している場合、計測サーバーのIPアドレスで位置が推定されるケースがあります。もしそのサーバーが米国にあると、「Ashburn」と表示されます。
3. IPジオロケーションの精度限界
IPアドレスからの位置推定は100%正確ではありません。特に市区町村レベルでは誤差が大きく、実際には日本からのアクセスでも「米国」と判定されることが稀にあります。
MaxMind(IP位置情報の主要ベンダー) は「市区町村レベルの精度は限定的」と明記しています。
ボット=Ashburnとは限らない
「Ashburn」と表示されるからといって、それが必ずしもボット(自動化アクセス)とは限りません。
- GA4は既知のボットやスパイダーを自動的に除外する仕組みを持っています。
- ただし未知の自動化トラフィックがゼロではないため、データの挙動(エンゲージメント時間やイベント数、コンバージョンなど)を観察して 正常かどうかを判断するのが確実です。
どう扱えばいい?
- 気にしすぎないこと
「Ashburn」表示はネットワークや仕組みに由来する自然な現象であり、不正アクセスの証拠ではありません。 - 本当に怪しいかを見極める
データの動きを見て、滞在時間やコンバージョンに不自然な差がなければ、正規のトラフィックと考えられます。
まとめ
- Ashburnは世界的なデータセンター集積地
- ホームページに「Ashburn」と表示されるのは、クラウドやCDN経由の処理・IP推定の誤差が主な原因
- 国外IPブロックをしていても「Ashburn」が出る可能性はある
(サーバーには国内IPとして届いているが、GA4の推定で米国と表示されるケースがあるため) - 「Ashburn=ボット」とは限らない。挙動を観察し、健全かどうかを判断するのが大切
