Microsoft Edge などのブラウザの上部に、https://~と記載されている入力枠があるはずです。アドレスバーといわれています。現在閲覧しているホームページのアドレス(まさしく住所です)が表示されています。
ホームページアドレスにはドメインが使用されています。当ページの場合は nasystems.net です。
日本では以下のようなドメイン名がよく利用されています。
- ○○○.com(主に企業を対象)
- ○○○.jp(日本国内に住所がある個人・企業)
- ○○○.co.jp(株式会社・有限会社など、日本において登記を行っている組織)
○○○の部分は自由に選べますが、インターネット上の住所ですから、世界に一つでなければなりません。すでに使用されている場合は同じものは取得できません。
コンピューターの世界は2進数の世界ですから、ホームページのアドレスも本来はドメインではなく、じつは32ケタの0と1の数字の羅列になっています。この32ケタのアドレスをIPアドレスといいます。IPアドレスは通常8ケタずつ区切り、それぞれを10進数に変換して表示します。ちなみに現在のGoogleトップページのIPアドレスは 142.250.207.99 です。試しにアドレスバーにhttps://www.google.com ではなく、 142.250.207.99 と入力してみてください。
DNSサーバー(ネームサーバー)というインターネットの住所録のようなサーバーがあります。DNSとはDomain Name System(ドメイン ネーム システム)の略で、簡単にいえば、ドメイン名をIPアドレスに、IPアドレスをドメイン名に変換してくれるシステムです。
たとえば、○○○.jpというホームページにアクセスする場合、パソコンはまずプロバイダ(インターネット接続業者)のDNSサーバーにリクエストを発信します。そのリクエストに応えるために、プロバイダのDNSサーバーが、rootサーバーに問い合わせます。rootサーバーとはDNSの頂点に立つサーバーです。世界に13台しかありません。rootサーバーは「.jp」の部分から判断し、「.jp」を管理するJPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)のDNSサーバーに情報を引き渡します。JPNICのDNSサーバーはデータベースを検索し、○○○.jpというドメインを管理するDNSサーバーに情報を引き渡します。そして○○○.jpのホームページを公開しているWebサーバーにリクエストが到着するのです。
ひと昔前、現在のようにサーバーが安定稼働していなかった頃には、DNSサーバーに障害が発生しホームページが閲覧できなくなることがよくありました。弊社ではその度に対応に追われたものです。
ドメインの前のhttps://は約束事です。記載しなければなりません。URLを設計したティム・バーナーズ・リー氏という人は「ダブルスラッシュ(//)は今考えると不要だった」と後悔しているそうですよ(笑)