「ホームページにお金をかけすぎるのはもったいない」イメージ

ホームページにお金をかけすぎるのはもったいない

ホームページは、一度作れば何年もそのまま使えるものだと思われがちです。

もちろん、会社概要や事業内容、所在地、問い合わせ先などの基本情報は、長く使える大切な情報です。
しかし、ホームページの見せ方や使われ方は、数年単位で大きく変わります。

数年前に作られたホームページを見てみると、当時は決して古くなかったはずのデザインでも、今見ると文字が小さかったり、スマートフォンで見づらかったり、問い合わせまでの導線がわかりにくかったりすることがあります。

これは、そのホームページの出来が悪かったというより、見る人の環境そのものが変わったということです。

スマートフォンが当たり前になったのは、意外と最近のこと

今では、ホームページを見る人の多くがスマートフォンを使っています。
しかし、日本でスマートフォンが本格的に普及してから、まだそれほど長い年月が経っているわけではありません。

かつては、ホームページといえばパソコンで見るものという前提がありました。
横幅の広い画面に合わせて、メニューを並べ、写真を大きく見せ、細かな文字で説明を入れる作り方が一般的でした。

ところがスマートフォンが普及すると、ホームページの作り方は大きく変わりました。

画面は縦長になり、指で操作することが前提になり、電話ボタンや問い合わせボタンの位置も重要になりました。
パソコンでは見やすかったページが、スマートフォンでは見づらいということも珍しくありません。

つまり、数年前には正しかった作り方が、今も正しいとは限らないのです。

将来の見られ方は、誰にもわからない

今はスマートフォン中心の時代です。
しかし、将来もずっと同じ形でホームページが見られるとは限りません。

検索の仕方が変わるかもしれません。
SNSや地図アプリからの流入が増えるかもしれません。
AIによって、ホームページの情報が別の形で要約されて読まれる時代になるかもしれません。

そう考えると、最初から完璧なホームページを作ろうとして大きな費用をかけすぎるよりも、今必要な内容をきちんと整え、あとから見直せる形で作っておく方が現実的です。

ホームページは、会社のパンフレットのようでありながら、実際にはもっと変化の早いものです。
名刺やチラシと同じように、時代や事業内容に合わせて更新していくものだと考えた方がよいでしょう。

使い捨てではなく、作り替えやすくしておく

「使い捨て」というと少し乱暴に聞こえるかもしれません。
しかし、ホームページに関しては、ある程度その感覚も必要です。

何十万円、何百万円とかけて、長く使う前提で作り込む。
その結果、数年後にデザインや構成が古くなっても、修正しづらく、結局また大きな費用がかかる。

それでは、かえってもったいない場合があります。

大切なのは、最初から大きく作り込みすぎないことです。
まずは、会社の強み、サービス内容、料金の目安、問い合わせ方法など、必要な情報をわかりやすく掲載する。
その上で、事業の変化やお客様の反応を見ながら、少しずつ改善していく。

この方が、今の時代には合っています。

ホームページは「完成品」ではなく「営業の土台」

ホームページは、完成したら終わりではありません。

むしろ公開してから、どのページが見られているのか、どんな検索キーワードで来ているのか、問い合わせにつながっているのかを見ながら、少しずつ育てていくものです。

最初から豪華なホームページを作る必要はありません。
それよりも、今のお客様にとって必要な情報があり、スマートフォンでも見やすく、問い合わせしやすいことの方が大切です。

ホームページにお金をかけること自体が悪いわけではありません。
ただし、変化の早い時代に、最初から過剰に作り込みすぎるのはもったいない。

必要なところに費用をかけ、変化に合わせて見直せる余地を残しておく。
これからのホームページ制作では、その考え方が大切です。