あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

新年早々「新聞はオワコン」という記事を読みましたが、私はあの池上先生に同意です。

新聞が『世の中を知る』ための基本かつ最良のツールであることは、今も昔も変わりません。一面からめくっていけば、政治、経済、国際情勢、文化やスポーツを含めた世の中の動き全体を短時間で、ざっと俯瞰できる。この一覧性において新聞に勝るメディアはないでしょう。新聞は情報量も非常に多い。朝刊の文字数は、およそ20万字。新書2冊ほどの分量に当たります。毎日、新書2冊を読むのは難しいかもしれませんが、一覧性のある新聞は全体を見渡すだけでも価値はありますし、そこで気になった記事を読めばいいのです。

とくに、ネットと違い、クリック、スクロールしなくても、1ページあたり1万2600字といわれる文字情報が一目で目に入ってくるところが良いです。

偏向報道というのは大前提で、むしろそのおかげで各新聞社が世論をどのように誘導したいのかを見抜く読解力も身につきますし。
速報性では当然ネットに及びませんが、新聞は情報収集のためというよりも、分析力、思考力を鍛えるために読んでいるという人が多いのではないでしょうか。
読み方次第で毒にも良薬にもなるのが新聞、ということで。